箱にはスレもあまりなく、内容物も良好な
同じアバロンヒル社の『ブリタニア』のシステムを発展させ、BC1500年～AD1850年までのインドにおける諸民族の覇権争いを再現しています。登場する国（民族）は多岐にわたります。ハラッパーやマウリヤ帝国から、ギリシャ人の王国、ラージプート族、ムガル帝国、欧州植民地国家などが登場します。指導者もインド史上の重要人物がオールスター
【日本語ルール（および日本語化）について】
私が過去に入手した際に一緒に付いてきた和訳ルールは上質紙に両面印刷して製本してあります。

また、このゲームでは一人のプレイヤーが複数の王国（民族）を担当するのですが、登場する王国によって勝利ポイントを得るための条件が全く異なり（ターンによっても異なります）、加えてリーダーの登場や移動に関して特例的なルールが適用されることがあります。これらは王国ごとのカードに記されているのですが、英文のため、そのままプレイするのは結構大変です。
そこで日本語化したカード（フルカラー）を一式作成しましたので、おまけとしてお付けします。オリジナルよりも読みやすく、区別しやすいよう工夫してあります。

また、ゲームボード上にはターンごとに登場する国（民族）とその条件などが書かれているのですが、文字が非常に小さく、英語ができる方でもかなり煩わしく間違いやすいです。そこで各ターンに発生する出来事を参照できるよう整理した「ターン予定表」シートを作成しましたので、これもお付けします。

【おまけについて】
以下のおまけをお付けします。

1）ヒストリカルノート（翻訳）
英文ルールブック巻末に掲載されているものです。このゲームをプレイする際にはインド史の予備知識があった方が絶対楽しいです。
2）紹介記事（翻訳）
ジェネラル誌の紹介記事です。各勢力の簡単な解説が載っているので翻訳してみました。
3）戦略解説記事（翻訳）
これもジェネラル誌の記事です。青、緑、紫、黄色のプレイヤーごとに異なるライターが執筆しており、かなりのボリュームがある豪華版です。これはかなり役に立つと思います。また、同じ号の“質問箱”で重要なルール変更がなされているため、これも翻訳してあります。
4）リプレイ記事（翻訳）
ジェネラル誌に２回に渡って掲載されたものです。戦略解説記事同様ボリュームがあり、これも非常に役に立つと思います。
5）バリアント記事2種（翻訳）
ボードゲーマー誌の記事です。掲載された時期は別々ですが対になる内容です。このゲームでは黄色プレイヤーが不利であるとされていますが、この記事では新たな王国（ビルマのアーホーム王国）を追加することによりバランスを是正しようと試みています。加えて7つの新たな中小国（アシュマカ、マガダ、サータヴァーハナ、サカ、ターネーサル、パラッヴァ、ヴィジャヤナガル）を追加する提案もなされています。これら追加のユニットと勝利条件カード、ターン予定表もフルカラーで自作してあります。（なお円形ユニットを作成するのは非常に手間がかかるため、四角いユニットで作成してあります）。また、同誌の記事には漏れや間違いが多いのですがこの記事も例外ではなく、重要な情報が一部漏れていますので推測で補ってあります。

1）～5）の記事については1冊にまとめて製本してあります。ちなみにページ数は70ページ以上あります。
以上でジェネラル誌とボードゲーマー誌に掲載された関連記事は全て網羅しているはずです。


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