Marcucci Custode 1911年（ラベルより）
約30年間も演奏してきた楽器ですが、メイン楽器が別の楽器になった事、弓をランクアップさせたいため価格条件付きで出品します。コントラバスは市場に出回った事があり製作モデルになる事も多い評価の高い製作者ですが、ヴァイオリンは日本では滅多に出回りません。かつての恩師より購入した楽器で、証明書はありません。ヤフオクではコピーラベルを貼った悪質なコピー商品の出品が過去履歴にありますが、見た目で粗悪な新作と解ります。
いくつかの楽器商に見てもらい参考にして、価格を付けております。また、去年大掛かりなメンテを実施済みです。内容としては指板交換と調整、駒交換と調整、裏板剥がしてクラックを全て修復、ニスのリタッチです。
もともとガルネリタイプのかなり低音が鳴る楽器ですが、調整したところバランス良く高音まで鳴るようになりました。演奏会では初めて音を聞いた人から低音の豊かさ、音の大きさに驚かれる事が何度かありました。
思い入れもある楽器なので、今回限り出品とします。また郵送は不安なため、手渡しを希望しますので取りに来られる方を条件にさせていただきます。

製作者辞典より引用
1865年イタリアRomagna生まれ。15年間農業を営み、木を削る仕事などもしていた。19世紀にはいって本格的に弦楽器製作を始める。 Art Bottajoに習う。 300のヴァイオリン、10のビオラ、その他チェロ（特に指導）、コンバスを製作。さまざまなモデルの楽器を作った。ニスは暗め。